林学専攻
森林と樹木と人間を結ぶ研究・教育
林学専攻は、森林や木材あるいは森林の多様な機能を主な研究対象として総合的に研究しています。特に、近年における森林の環境的機能の究明は、地球規模の環境問題が論議されるようになっている中で、人類共通の緊急課題となっています。また、木材の生産や利用に関する研究は、安定的な資源利用や供給に加えて健全な住環境やCO2の固定機能など環境問題としても関連づけられるようになっています。
このように今日の森林・林業・林産業および山村などの問題は、環境保全とのかかわりで森林生態学、造林学、治山緑化工学、林業学、林産学、林業経営経済学などの各専門分野が総合的に、関連しながら深化することが必要な時代となっており、まさに森林を総合的に科学することが課題となっています。
こうした中で本専攻は、生物環境としての森林生態学、人間の快適で、健康的な生活環境としての森林利用や木材生産、そしてそれらの環境を安定的に供給するための健全な森林資源造成や管理そして利用、さらには人間社会との共生を計画的に追求し、より賢い森林資源利用のための経済社会のあり方などについて、各専門分野において研究・教育しています。
修了生は、大学の教員や森林総研をはじめ各種専門の民間研究機関において活躍するとともに、林野庁をはじめ多くの行政機関において実践的に活躍中です。
各研究室の概要については、大学案内の各学科のページにも掲載されています。
各教員の詳しい研究内容については、教員紹介・検索または教員・研究情報を参照してください。